芸術・文化活動は、人々に元気を与え地域社会を活性化し、経済の発展に貢献する力があると信じています。そうした理念のもと、当社は、より多くの人々が芸術作品に触れる機会を創出することを重視し、当社が所有するアート・コレクションを美術館に無償貸与、芸術・文化イベントへの支援、芸術・文化機関の教育プロジェクトに対する助成金提供、そして「Art Conservation Project （文化財保護プロジェクト）」を通じた芸術作品の保存・修復など、様々な芸術・文化支援プログラムを世界各拠点にて展開しています。
バンク・オブ・アメリカの芸術・文化支援は、当社が社会的・環境的課題の解決を目指す社会貢献活動の主要分野の一つであり、当社にとって重要な価値をもつ活動と位置づけています。
芸術作品は、社会や文化を後世に伝える重要な役割を果たしていますが、時間の経過とともに劣化・消耗してしまいます。 バンク・オブ・アメリカの文化財保護プロジェクトでは、歴史的・文化的意義が大きく、かつ劣化の恐れの ある芸術作品の保存・修復を目的に、世界の美術館・博物館に助成金を提供しています。
国宝指定を受けているような重要な文化財も、保護対象として含まれています。2010年より、このプロジェクトを通じて、世界39か国以上の美術館・博物館で、200件以上の保存・修復プロジェクトを行いました。
日本では以下の文化財保存・修復を支援しています。
2018年文化財保護プロジェクト（2021年完成）
東京国立博物館所蔵 重要文化財 紫地唐草文印金九条袈裟
2016年文化財保護プロジェクト（2019年完成）
東京国立博物館所蔵 国宝 埴輪 挂甲の武人
2015年文化財保護プロジェクト（2017年完成）
東京藝術大学大学美術館所蔵 重要文化財 上村松園「序の舞」
2013年文化財保護プロジェクト（2015年完成）
東京国立博物館所蔵 国宝 渡辺崋山「鷹見泉石像」を含む所縁のある芸術作品3件
2012年文化財保護プロジェクト（2014年完成）
東京国立博物館所蔵 国宝 狩野永徳「檜図屏風」
2012年文化財保護プロジェクト（2014年完成）
東京国立博物館所蔵 重要文化財 伝陳容「五龍図巻」
平成25年(2013)10月から27年(2015)9月の24か月にわたり実施された、東京国立博物館所蔵 渡辺崋山筆 国宝「鷹見泉石像」修理のドキュメント映像です。
平成24年(2012)10月から26年(2014)3月の18ヶ月にわたり実施された、東京国立博物館所蔵 狩野永徳筆 国宝「檜図屛風」本格解体修理のドキュメント映像です。修理の過程の新発見、それを反映した唐紙の復元制作の模様などもご覧いただけます。
