所属部署、担当業務などを教えてください。
投資銀行部門のM&Aチームに所属しています。具体的には、企業価値算定、価格／契約交渉、プロセス全体のスケジューリング、デューデリジェンスをはじめ、お客様に企業の買収・合併のご提案から実行まで多岐に渡るサポートをします。M&Aチームではカバレッジチームと連携しながら、幅広い業界の案件に携わります。当社は十分なディールフローがある事に加え、顧客が日本企業のクロスボーダー案件が多くあるため、グローバルチームの中心として案件をリードする事も多いのが特徴です。
投資銀行の業務においては、高いプロフェッショナリズムが要求されますが、お客様に付加価値を提供できるように、一つ一つの業務に責任を持つように常に心がけています。お客様をはじめ、弁護士、会計士、税理士などの各分野の専門家の方々と連携しながら、ダイナミックな案件チームの一員として働くことができるのはこの業界ならではの魅力だと感じています。
現在の職務で最も楽しい（やりがいがある）ことは何ですか。
投資銀行の仕事はマニュアルのようなものが無い所が面白いと感じています。案件が進むにつれ新しい論点や、過去に経験したことのない状況に置かれる事が多々ありますが、経験豊かなチームメンバーで知見を共有し、チャレンジングな局面を乗り超えた時には大きな達成感を得る事ができます。
また、M&A案件などはお客様にとって頻繁に行われるものではなく、今後の企業の成長戦略に関わる最重要プロジェクトになります。そのようなお客様の重要な意思決定をチームメンバーとして肌で感じることができる環境は臨場感もあり、非常に刺激的だと思います。若手にも多くの裁量が与えられ、案件メンバーの一員であると実感できるからこそ、案件が無事にクローズした時には大きなやりがいを感じます。
目標とすべき先輩に囲まれながら、自分も早く先輩のようにお客様からも社内のチームからも信頼される存在になれるように努力することで、少しずつできる事が増えていくのはとても充実感があります。
当社に対する印象を教えてください
社内の風通しの良さや人を大事にするカルチャーが特徴だと思います。若手であっても重要なチームメンバーの一人として常に自分の意見や考えを持って働く事が求められますし、年次に関係なく自由闊達なコミュニケーションや、それぞれの主体的な発言を推奨してくれると感じます。
私は、ボストンキャリアフォーラムを通じて当社の10週間のインターンシップを経験しましたが、個々人のプロフェッショナリズムの高さや、チームワークの良さには感銘を受けました。また、多様なバックグラウンドを持つ社員が在籍しており、先輩からも後輩からも良い所を沢山学ぶ事ができる環境だと肌で感じたことを覚えています。
インターンシップで感じた印象は今も変わらず、このメンバーと頑張りたいと思えるチームがあるからこそ、個々のモチベーションに繋がり、お客様に高い付加価値を提供できるのだと思います。
当社でどのような成長の機会を得ていますか？
多くの案件に携わる機会が与えられ、個々のペースに合った手厚いサポートをしてくれる先輩がいる事が成長に繋がっていると思います。
M&Aチームでは様々な業界の案件を実行するため、理解すべき情報量が多いことや、タイトなタイムラインで成果物を作りあげる事が求められる等、非常にチャレンジングな環境ですが、そこで踏ん張る経験を重ねてこそ成長につながると感じます。努力をして学ぼうとすればチャンスを与えてくれますし、やってみたい仕事があれば自ら手を挙げて挑戦する事ができ、質問をすれば本には載っていないような第一線で働くプロフェッショナルならではの見解を教えてくれる先輩がいます。自分ができる事の境界線を少しずつプッシュしてくれるチームがあるからこそ、成長カーブが大きくなると実感しています。
また、この人のようになりたい、と思える身近な先輩や世界中のオフィスのメンバーのすぐそばで働けるため、次に学びたい事や、自身の描くキャリアパスが明確になります。
グローバルチームの一員として働いていますか？
海外オフィスのチームと意見交換することはごく普通に行われており、グローバルチームの一員だと感じながら働くことができています。お客様により良いご提案やアドバイスができるよう、常にグローバルチームで連携が取られていますが、特にクロスボーダー案件では海外オフィスのチームと一丸となり、お互いに知見を共有し協力しながら案件クローズまで行います。私はアメリカの大学に通っていたという事もあり、日本で働きながらも世界中のチームと関わる機会があるかは就職活動において、一つの軸となっていましたが、当社は自身の理想としていた環境だと感じます。
香港に研修に行った際に仲良くなった、海外オフィスで働く同期とは連絡をとっていますが、ある案件で一緒になった際には、1年ぶりに一緒に仕事をした同期の成長を目の当たりにし、自身のモチベーション向上につながりました。世界中の優秀な同期と日々知識や経験を共有し、切磋琢磨できる環境が整っているのはバンク・オブ・アメリカの魅力だと感じます。
就職活動を行っている学生に対して、アドバイスできることはありますか？
就職活動を通じて様々な人と出会い、色々な事に興味を持ってアンテナを張ることが大切だと思います。その過程でこれまで考えていなかった業界に惹かれたり、自分が仕事に求める事や強みを発揮できる場所を知り、自分にあった仕事と巡り合う事ができるのではないかと思います。
私自身、大学で医用生体工学を専攻しており、もともとバイオテックや製薬企業への就職を考えていました。投資銀行という業界とは全く無縁でしたが、夏休み期間に、それまで知識が無かった金融業界を一度学んでみたい、と思った事が当社のインターンシップに応募したきっかけでした。実際に飛び込んでみると想像以上にダイナミックで知的好奇心が満たされる環境があり、自分が長期で働くビジョンを描くことができたため入社を決めました。
就職活動の期間はフレッシュに様々な業界の人と話すことができるまたとない機会ですので、たくさん吟味した上で、自分にフィットする場所を見つけて頂きたいです。