先輩たちの声

酒井 真由子

金融市場部門(債券本部) Global Markets(FICC)

ディレクター

2012年入社

所属部署、担当業務などを教えてください。

債券本部の円貨債券営業部に所属し、国内の銀行のお客様や、海外のファンドのお客様を対象に、セールスを行っています。主に、金利・為替デリバティブ商品や、日本国債などの商品を取り扱っています。債券発行や、銀行の融資業務(ローン)に伴う金利リスクのヘッジをスワップ取引で仲介したり、国内のお客様の外貨調達や海外のお客様の外貨運用を様々なデリバティブ商品を使って提案しています。 
金利・為替デリバティブ商品の中でも、複雑な仕組みを持つ商品については、トレーダーが使用しているものとは別のプライシング・ツールを使用して、当社が提示するプライスが適正かどうか、常にダブル・チェックをするように心掛けています。また、デリバティブ商品を取引する際に必要不可欠となる、契約書の締結や更新、そして日々変わってゆく規制への対応を担当しています。

 

バンク・オブ・アメリカで働きたいと思った理由は何ですか?

幼少期にアメリカに6年間程住んでいた経験があり、将来は英語力を活かせる仕事や、国籍を問わず様々なバックグラウンドを持つ方々と働きたいと、漠然と思っていました。そんな中でバンク・オブ・アメリカを選んだ理由は、外資系ならではの効率重視なスタイルと、個性を尊重する社風が共存していて、女性としても働きやすい環境だと思ったからです。 
バンク・オブ・アメリカの中でも特に債券本部は、個性が強い人が多く集まっている印象を面接などを通じて感じました。実際に入社してからも、そうした印象を持ち続けています。私自身、自らアグレッシブにアピールするのが苦手なタイプですが、それでもチームの他のメンバーとは異なる個性を活かして、セールスを続けることができているのは、バンク・オブ・アメリカの社風のおかげです。

 

一日の業務・仕事内容を簡単に説明してください。

毎朝出社してまず、海外オフィスから送られてくるレポートやマーケット・コメントを読み込み、オーバーナイトの市場動向を確認します。マーケットが開く前に朝会を行い、トレーダーとセールスがそれぞれのビューやアイディアを共有し、自分が話す内容を整理します。 12時30分~15時はマーケットが開いている時間帯で、基本的にはデスクに張り付いて、お客様に電話します。実際にお客様より注文を頂いた場合は、正確かつ迅速に取引の仲介を行います。お昼は、チームと一緒に当社のカフェテリアで食べたり、近くまでお弁当を買いに行ってデスクで食べます。 15時以降は、お客様のもとへ直接訪問することが多いです。トレーダーやストラテジストをお連れし、市場の動向やトレンドについて説明したり、商品開発部のマーケターをお連れし、それぞれのお客様に向けてテイラー・メイドの商品を提案しに行きます。 就業後はお客様との会食に行ったり、先輩方と食事に行ったり、プライベートの用事を入れて気分転換をしたり、日によって異なります。

 

今の部署で一番大切なスキルは何ですか?

素直さと柔軟性です。若手に限らず、優秀な先輩方についても、素直さと柔軟性を兼ね備えている人が活躍している印象を受けます。 
何事においても頑固にならず、吸収できることを全て吸収した方が、成長につながると思います。分からない時は、素直に「分かりません。教えてください。」と言う勇気が必要です。万が一、理解が不十分なまま取引を仲介して、ミスに繋がったら、取り返しがつきません。 
柔軟性も大切です。一種類の商品に固執するのではなく、円債、外債、クレジット商品、デリバティブ商品と、多岐にわたる商品を扱える人や、国内のお客様だけではなく海外のお客様も担当できる人、日本オフィスに限らず海外オフィスでも働くことができる人が、今後更に活躍すると思います。したがって、自分が担当している商品やお客様にかかわりがないことにについても、常に興味を持つように心がけています。

 

仕事以外での趣味は何ですか?

学生時代からずっと続けている趣味は、茶道です。裏千家の先生のもとへ、高校時代から仲良くしている友人と月に1回程度通っています。仕事をしている時は、いつもあっという間に時間が過ぎてしまうので、月に一度、ゆっくり時間が経つ空間の中で、美味しいお茶を立てることが、何よりも癒しの時間です。 
その他は、仕事帰りに友人や家族と食事に行ったり、週末は都内を離れて海の方へ出掛けたり、長期休暇中は旅行を計画したりします。プライベートの時間で十分にリフレッシュすることができると、日々の業務により一層集中して取り組むことができます。

 

就職活動を行っている学生に対して、アドバイスできることはありますか?

学生の間は、いわゆる「就職活動」に時間を費やすのではなく、研究でも趣味でも何でも良いので、何か好きな事にとことん打ち込んでください。パッションを持って何かに全力で取り組んできた学生さんは、深みがありますし、魅力的だと思います。私自身、大学時代はダンスサークルの活動に没頭する日々を送っていましたが、そこで何をどう頑張って、どう結果を出したかについて、面接で具体的に話すことができました。 
とはいえ、新聞を欠かさず毎日読むことや、気になるニュースに常にアンテナを張っておくなど、日頃から短時間でできることについては、コツコツ取り組むことをお勧めします。そうすると、面接の直前に焦って準備する必要がなくなりますし、継続することによって自信が付くと思います。