所属部署、担当業務を教えてください
株式調査部でアナリストとして、化学、商社、鉄鋼・非鉄金属・石油精製セクターの日本株式を担当しています。シニアアナリストの指導の下、業界調査やデータ分析、担当企業の取材、エクセルモデルの作成、投資家対応、レポートの発行に従事しています。
今までで一番の功績、または印象に残っている仕事は何でしょうか?
初めて自分の名前でカバレッジを開始したときです。3年目になり、上司から与えられる業務と並行しながら、単独でライティングアナリストとして書く機会を与えられました。3-4か月かけてビジネスモデル、競合、株価の見方などを一から分析しました。時間的制約下で仕事を全うせねばならないという大きなプレッシャーを感じることもありましたが、レポート発行後に問い合わせやミーティングの依頼があり、やりがいと達成感、ワクワク感を覚えました。マーケットへの影響力を肌身で実感した忘れられない経験です。
当社に対する印象を教えてください
若手に対するサポートが手厚く、チャレンジを奨励する文化があると感じます。私の上司は1年目の私に経営陣とのディスカッションや工場見学への参加を任せてくれました。キャリアパスや、仕事でやりたいことがあれば最大限その意思を尊重してくれますし、社内/部内のモビリティにも寛容です。無論、その重責に見合うプロフェッショナルとしての準備が求められますが、チーム全体で若手を積極的に登用する体制の下で鍛え上げられます。具体的な例として、新規カバレッジを開始した際には、別チームのシニアアナリストが毎週1時間サポートをしてくれました。1年目・2年目には長期的な若手育成プログラムがあり、みっちりと指導を受け、同時に若手同士の勉強会も頻繁に開催されます。マーケットという大海に自分の名前でレポートを投じるこの仕事は、こうしたサポートなしには成し遂げられません。
仕事以外での趣味は何ですか?
サッカーです。週末はサッカー観戦やフットサルを楽しんでいます。試合前には、友人や家族とスコア予想をするのが恒例です。
現在の職務でのやりがいはなんですか?
最大のやりがいは、自分の名前で勝負できる点です。アナリストレポートには担当アナリストとして名前が掲載され、担当会社のHPにも載ることもあります。会社としてのフォーマットはあるものの、分析の切り口や、レポートの書き方・語調、プレゼンの仕方は千差万別です。金融業界の中でも個人主義的な要素が強い仕事だと思います。
次に、知的好奇心を常に満たせる点です。変化し続けるマーケットの関心に合わせて、日々知識を得て、それをもとに投資アイデアをアップデートしていく必要があります。淡々と業務をこなしているだけでも、気づけばある分野に精通しているというのは、この仕事ならでの喜びです。
私が属する素材セクターの最終顧客は、自動車メーカーから食料業界まで、実に幅広く存在します。ある日は米国の同軸ケーブルについて調査したかと思えば、次の日には製鉄所を見学し、その翌日には、タイの月次統計をまとめることもあります。異なる情報が有機的に繋がり、それまで見えていなかった全体像が見えたときの興奮は計り知れません。
就職活動を行っている学生に対して、アドバイスできることはありますか?
就職活動ほど多くの企業について知る機会はなかなかありません。自分自身の興味や関心を確かめるためにも、是非様々な会社に足を運んでみてください。その上で、もしアナリストの仕事に関心があれば、ぜひ当社調査部にご応募ください。皆様と同じチームで働くことを楽しみにしています。