調査部にて日本経済の分析を担当しております。また、日本のBofA証券のチーフエコノミストとして、国内のお客様に向けてバンク・オブ・アメリカの世界経済やマーケットの見通しを発信しております。
調査部 Research
マネージングディレクター
2016年入社
調査部にて日本経済の分析を担当しております。また、日本のBofA証券のチーフエコノミストとして、国内のお客様に向けてバンク・オブ・アメリカの世界経済やマーケットの見通しを発信しております。
エコノミストの仕事は変化に富んでおり、様々な挑戦を通じて成長できるのもこの仕事の魅力の一つです。朝のルーティーンとしては、起床しまずは夜間発表された経済指標・ニュースやマーケットの動向をチェック。同僚のエコノミストやストラテジストが発表したレポートにも目を通し、必要であれば東京やアジア(香港)の朝会でコメントします。その後の仕事はその日ごとに変わります。機関投資家のお客様とのミーティングやセミナーで、当社の経済・市場見通しを紹介したり、テレビのインタビューに答えたり、データの分析やレポートの執筆に時間を使います。夜は海外チームや欧米顧客とのミーティングを行うこともありますが、閑散期は仕事を早めに切り上げ、心も頭もリフレッシュするようにしています。
エコノミストとして一番大切なスキルは探求心と洞察力だと思います。経済や市場で今、何が起こっているか、常に仮説を立て、その検証を続ける必要があります。特に、コロナショック以降、需要サイドや供給サイドともに様々なショックが生じており、経済の変化は更に早くなったと感じています。景気の実勢を早く、正確に捉えるには伝統的なマクロデータでは不十分なケースが増えており、独自のアンケート調査やクレジットカードの決済データ等、様々なオルタナティブデータも分析に活用しています。当社のグローバルなリサーチネットワークの強味を生かして、海外チームの知見も分析の参考にします。様々なチャネルを通じて収集した情報の変化を見逃さず、正確な予想に生かすことです。こうして行った自分の分析がお客様にお役に立ち、喜んでいただけた際にアナリストとしての仕事のやりがいを感じます。
日本経済や市場を見通す上では、海外の動向が極めて重要になるので、他地域のエコノミストとは常に連絡を取り合い、情報交換をしています。また、私のお客様はシンガポールからニューヨークまで、世界中にいるため、海外の営業チームとも密接に連携し、弊社の最新の日本経済・市場分析をお伝えするように努力しております。
就職活動を始めたばかりの学生の皆様の中には、自分がやりたい仕事が明確に分からず、不安に感じている方もいるかもしれません。金融のような大きく、複雑な業界であればなおさらです。このような中で、色々な会社の説明会や社員の方との出会いを通じて、自分の性格やスキルセットに合った職種を是非見つけて欲しいです。また、やりたい事が比較的明確に分かっている方で、キャリアのスタート時点でアサインされた職種が自分の持つイメージと若干違った場合でも、そこには必ず将来に役に立つ経験やスキルを培うチャンスがあるはずなので、先入観を持たずに挑戦してみてください。特にバンク・オブ・アメリカのようなグローバルな会社では、職種の変更や海外への異動等、希望があればチャレンジの機会が沢山あるので、長い目で見た成長を意識して仕事に取り組んでいくのがいいかと思います。