先輩たちの声

秋庭 愛子

金融市場部門(債券本部) Global Markets(FICC)

ディレクター

2014年入社

所属部署、担当業務などを教えてください。

金融市場部門債券本部のクレジット営業部に所属しています。債券セールスの主な業務は、機関投資家様向けに、投資判断のためのマーケット情報のご提供や新しい商品のご提案を行い、金融商品の売買に携わることです。その中でも私が所属するクレジット営業部は、中央金融法人様を対象とし、社債、デリバティブ、仕組債、証券化商品、不良債権、ローンなど多岐にわたる金融商品を取り扱っています。

 

現在の職務で最も楽しい(やりがいがある)ことは何ですか。

常に変化に富んでおり、対応力が求められる点です。市場環境や商品のトレンド、またお客様のニーズは時代と共に大きく変わります。お客様のニーズの変化を把握し、新しい商品に関していち早くご提案・ご案内できるよう勉強や社内調整などの準備をすることが営業には求められます。また、こういった変化を左右するのは日本国内の要素だけではなく、世界中の金融政策や市場動向などの外部要因も多いです。このように、世界中の市場環境に関してアンテナを張り、多方面の材料を考慮し、海外拠点を含めたグループのリソースを活かしながら、どうすればお客様のお役に立てるのかを常に考える続けることは非常にチャレンジングであり、やりがいを感じます。

 

今の部署で一番大切なスキルは何ですか?

営業に必要なのは巧みなセールストークだと思われがちですが、私は一方的なトーク力よりも、双方向なコミュニケーション能力の方が大切だと考えます。営業の仕事は何かを押し売りすることではなく、お客様に信頼して頂き、会社対会社の長期的な関係の窓口になることです。お客様との対話の中からニーズを把握し、当社のリソースを活用し最適な商品をご提案させていただく、この繰り返しです。ただし、事前の準備がなければすぐにご提案に結びつけることは難しく、コミュニケーション能力単体では営業としては不十分です。大前提として商品に関しての知識がないとお客様と対等にお話ができませんし、常日頃から多方面の状況に注意し、当社として提供可能なサービスを把握する力が必要です。また、現時点で提供ができないサービスであっても、今後実現させるにはどうすればいいか、どの部署・チームと掛け合えばいいか、などを考える応用力も必要です。

 

当社でどのような成長の機会を得ていますか?

若手がチャレンジできる環境が整っています。少人数で業務を行うため、若手社員が入社後少しでも早く戦力になることはチームにとって重要です。積極的にチャレンジをすることは評価されますし、努力が認められれば上司・先輩から責任ある仕事を早い段階から任されます。現状のスキルセットでどのようにお客様のお役に立つことができるか、自分よりも年次が上の競合他社の営業よりも良いサービスが提供できるかを考えて行動しつつ、同時にスキルセットを広げて、深めていくために努力をすることなど、主体性が求められます。また、全世界にロールモデルがいるので、成長パスを描きやすいと感じます。私は東京の債券本部の所属ですが、同時にグループ各拠点の100人以上のクレジット営業から成るグローバルクレジットセールス部隊の一員でもあります。東京のみならず世界中の同期、先輩から刺激を受けながら自分で目標を設定して成長できるチャンスがあります。

 

グローバルチームの一員として働いていますか?

私は、自分がグローバルチームの一員であることを日々実感しますし、また、このグローバルなフランチャイズこそが当社の強みであると考えます。クレジット営業部で取り扱う商品の多くは、海外の金融商品です。ニューヨーク・ロンドン・香港などの海外オフィスのトレーダーやリサーチアナリスト、商品担当者としっかりとコミュニケーションをとり信頼関係を築くことで、日本のお客様のニーズに合う海外の商品を可能な限り円滑にお持ちすることができるように心がけています。逆に、海外にいる同僚から日本の商品や市場動向について問い合わせを受けることも日常的にあります。このように、当社では各拠点の社員がグローバルなネットワークを最大限活かし、各々のお客様によりよいサービス・価値を提供できるように連携しています。

 

就職活動を行っている学生に対して、アドバイスできることはありますか?

社会人になると、生活の大半が仕事になります。だからこそ、「この人たちと頑張りたい」、「この組織の一員になりたい」と思えるチーム・組織とめぐり合うことが大切だと思います。もちろん「自分のしたい仕事」であることや「業務への適性」も大前提として重要な要素ですが、ポジティブなマインドで日々の業務に向き合えてこそ、周りとの相乗効果も起こりやすく、最大限成長でき、組織に貢献できるのではないでしょうか。そのような場を見つけるためには、興味のある業界に関して徹底的に調べ、そこで働いている人と会い、自分の足で情報収集をすることが不可欠です。就職活動期間はおそらく唯一、利害関係なしで様々な業界について話を聞くことができる機会です。この機会を是非活かしてもらえればと思います。